========

 

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない

 

どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

 

========

これは中島みゆきの名曲

「糸」の冒頭の歌詞だ

 

これを詠んであなたは何を感じただろう?

 

もし今、想いを寄せている人がいれば、
真っ先にその人の顔を思い浮かべ得るだろう。

 

そうでなくても、

二つの命がこの広い世界で出逢う

 

これは奇跡以外の何ものでもないだろう

 

人と人との出逢いは実に不思議だ

 

一度会ったきり二度と会わない人もいる

 

いや、人生における出会いの99%はこうだろう

 

でも、その中で何度も出会い

己の人生に関わりを持つ人たちもいる

 

その違いは一体なんだろう?

 

この世界は周波数によってできている

 

全ての物質は特定の振動数で振動していて、

同じ周波数を持つもの同士は共鳴しあうのである

 

それは非物質的なもの、

例えば「感情」なども同じである

 

嬉しいと感じた時、

あなたの脳は「嬉しい」特有の周波数で振動するのだ

 

わかりやすくいうと、

あなたから「嬉しい」という波動がでるということだ

 

そして同じ波動同士は共鳴し合い引き合う

 

これは人と人の出会いにも

同じことが言えるのではないだろうか

 

人を肉体と捉えてしまうとそういう発想にはならない

 

だが、肉体を魂の器と捉えたらどうだろう?

 

すると、私たちの中には魂が内在していると言える

 

ということは

その魂もまた振動している

 

私の魂は私の魂固有の振動を持っていて、

あなたの魂もまた同じだろう

 

そうなると

その魂の周波数に共鳴する魂があるはずだ

 

つまり、

この階層で人との出会いを観ると

 

それは

魂と魂の共鳴ととれる

 

実に神秘的ではないだろうか

 

あなたが過去に出会い深く関わった人…

 

それはあなたの魂と相手の魂が

何かしらの共鳴をしたからだということだ

 

私は偶然というものを信じていない

 

因果、つまり

原因があって結果がある

 

これは当たり前の法則だ

 

となると、

偶然というものは必然であるにもかかわらず

人間には複雑すぎたりしてわからない要因によって

起きていることを

 

わからないが故に

”偶然”と呼んでいるにすぎないのだ

 

人と人の出会いに偶然などない

 

ここで冒頭の「糸」の詞に戻ろう

 

========

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない

 

どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

========

 

なぜ?いつ?

出逢うのかを私たちは知らないのだ

 

でも、本当はあなたの魂は知っている

 

魂と聞くと抵抗を示すのであれば

潜在意識と置き換えてほしい

 

魂の次元で知っていることは

潜在意識にもつながっているからだ

 

つまり、

あなたは顕在的には知らないのだが、

 

実は潜在的には知っているのだ

 

だから、突然予期せぬ出会いによって

人生の進路が大きく変わったりする

 

でもそれは初めから決まっていたことであり、

必然であり、計画通りなのである

 

なぜそう言えるか?

 

これを説明するのは長くなるので

端的に言おう

 

本質的には時間というものは存在しないからである

 

余計に混乱させたかもしれない

 

だが、言葉のとおり理解してほしい

”時間は存在しない”のだ

 

いや、もっと的確にいうと

時間の”流れ”が存在しないのだ

 

過去・現在・未来

 

これらが同時に存在している

 

これがこの宇宙の真理だ

 

だが、肉体を持って

時空間の制約の中にいる人間には

未来は見えない

 

だから、いつ?なぜ起きるのか?

わからないのだ

 

だが、事はあらかじめ決まっている

 

しかるべきタイミングで事が起きる

 

人と人の出逢いもそれと同じだ

 

しかるべきタイミングでしかるべき人に出逢う

 

でも、その出逢いは永遠ではない

 

「糸」の詞にある

”ふたつの物語”

 

この言葉に凝縮されている

 

二人の人生の物語が交錯する瞬間

それを出会いと呼ぶのだ

 

だが、

人生の物語を一本の紐だと捉えよう

 

この宇宙空間をうねうねと蛇行しながら進んでいく

一筋の光だとイメージしてほしい

 

ふたつの物語

つまり二本の光の紐が自由に宇宙を進んでいるのだ

 

それがある瞬間に重なる

 

それが出会いだ

 

すると二本の光はお互いに影響しあい

軌道を変える

 

しばらく並走するのだ

 

だがそれも永遠ではない

 

やがて二本の光は別々のルートをとる

 

それが別れだ

 

そう

出会いと別れはセットなのである

 

出会いがなければ別れはない

 

また

別れがないと出会いもない

 

時に別れは痛みを伴う

 

出会いが喜びに満ちていればいるほど

別れは悲しみに満ちることだろう

 

生まれては死ぬ

 

出会っては別れる

 

この一見相反するもの同士が

互いの存在を支え合う

 

どちらかが欠けても

どちらも存在できない

 

これがこの宇宙の真理だ

 

そう観ると

 

二つの魂が共鳴し合い

引き合い出逢う

 

そして強く結びつく

 

片方が存在するからこそ

もう片方が存在できる

 

人間というのは

こういう存在なのかもしれない

 

余談だが

本来、結婚というのは

結魂であるはずだ

 

現代人においては必ずしもそうではないのだが

本来、魂が結びついた結果であるはずだ

 

魂同士が共鳴し合い

結びつく

 

何も異性同士に限らず

人と人の出逢いというのは

この宇宙が与えてくれた最高のギフトであろう

 

あなたは今、誰と共鳴しているか?

 

その共鳴は必ず未来、

引き合い出会いを起こす

 

そして、出会いは

あなたに変革と変容をもたらす

 

そして、またいつか別れが訪れる

 

この繰り返しの中で

魂は進化成長していくのだ

 

出逢いこそが

この宇宙でもっとも尊いことである

 

私とあなたが出逢うことはあるだろうか?

 

もう未来は決まっている

 

そうであれば、時がくればそうなる