あなたは今、
成りたいと願う理想の自分像があるだろうか?
そして、それを実現するために
一体どうしたらいいと感じているだろうか?
一般的には目標を掲げ、
そこに向かって努力をしていけという
もちろん、闇雲にしてもダメだ
ゴールから逆算して、
今すべきことを明確にして取り組む
これで大抵のことは叶う
ここで補足が必要だ
ここでいう大抵のことというのは、
「現代社会の枠の中で」
という前置きが必要だ
今の社会というのは、
自然現象の影響をなるべく受けないよう、
意図的に独立して作られている
例えば、カレンダーが良い例だ
1月は31日まであるのに、
2月は28日までしかない
あなたはこのことに
違和感を感じたことはないだろうか?
どう考えても、
自然のリズムとは異なる
地球の運動というのは常に一定だ
1月はゆっくりで、
2月は早いなどありえない
24時間で一周(自転)して、
365日で太陽を一周(公転)する
(正確には365.2422日だ)
本来、12ヶ月などという単位は存在せず、
勝手に人間が宇宙のリズムとは別のとこで、
作り上げたものなのである
このことから何が言えるかというと、
現代の社会というのは
自然のリズムから意図的に外しており、
自然のリズムの影響を
なるべく受けないようにしているということだ
つまり、
非常に人為的であり、
機械的であるということだ
とすれば、
その社会の中で
何か実現させようとすれば、
必ず正解というものがあり、
その通りにすれば実現できるのである
お金持ちになりたいのであれば、
そのために、綿密に計画を立てて行動すれば、
程度の差はあれ誰でも必ずなれるのである
だから、目標を掲げて、
そこに対して適切な行動を積み重ねていく
それで、この社会の枠内のことであれば
ほとんどのことは達成可能なのである
だが、ここで問題が起きる
社会の枠を超えたことを達成したいと願った場合
一体どうすれば良いのだろうか?
例えば、マズローのいう自己実現などだ
年収1000万を達成して、
高級車に乗る
これなら、社会の枠内でのことだ
だが、
”自分らしく生きる”
だとどうだろうか?
そもそも何を持ってして自分らしくなのか?
その定義も必要だし、
必ずしも社会の枠内で達成できるとは限らない
いや、実際には、
人間が本当に人間らしく生きたら
社会の枠からははみ出てしまうだろう
自分らしく生きたら、
そもそも、多くの人が当たり前にやっている
毎日決まった時間に出社することもできなくなるだろう
また、
車を運転した時に制限速を守るとは限らないだろう
スピード狂の人なら尚更だ
そう
人が本気で”自分らしく”生きるということは、
社会生活に支障をきたす可能性が大いにあるということだ
これは非常に興味深い事実ではないだろうか?
自分らしさを大切にしよう!
と言っている矢先から、
他人に迷惑かけないよう
思いやりを持とう
とか
ルールは守ろう
と言う
真逆のことを言っているのだ
だから、多くの人は混乱する
そして、その結果、
社会の枠内にとどまるという選択をする
実は、そこには
本当の自分らしさなどないのだ
社会の枠からはみ出ない程度に
個性を出していいよ!
これが、今の社会の主張だ
つまり、
社会の枠の中で
自分らしさを追い求めるということ自体が
雲を掴むような話なのである
本当の自分らしさというのは、
他人の価値観や社会のルール、
それらを超えたとこにあるのだ
それを実現するには、
相当な覚悟がいるだろう
自分らしく生きるというのは、
現代人にとってはとてつもなく難しいことなのである
だが、不可能ではない
いきなり、
自分らしさ全開にするのは無理だろう
だが、
できるところから始めてみようではないか
強固な社会の枠を少し超えてみようではないか
超えてみると
「案外こんなものか」
と拍子抜けするかもしれない
もちろん、
犯罪行為を勧めているわけではない
社会の一員として存在している限り、
ルールを破ると罰が与えられる
それもまた事実だ
だが、それさえも、
時代や国が変われば違うものになる
中東では女性が運転免許を取得できない地域もある
戦国時代なら、相手の兵士を殺せば
褒め称えられただろう
ルールというのは、普遍的なものではなく、
時間と空間に依存しているのだ
無闇に社会のルールや価値観に迎合するのではなく、
時間と空間を超えた視点から、
普遍的な視点で捉えてほしいのだ
今の日本ではまだ多くの人が
受け入れ難い価値観であっても
10年後には普通になっていることもあるだろう
そう考えると、
社会の枠というのはとても偏っていて、
脆く簡単に崩れるものであるということだ
そんなものに縛られて
自分の心の奥からくる欲求に蓋をするのは
とても勿体無いであろう
普遍的な意識の獲得は
人類の悲願だ
私は一足早くそこに到達し、
実際に行動で世に示す
そういう生き方を選択していく
その時にあなたがお供をしてくれたら嬉しい限りだ